退会できないことによる損失
- 2013年05月24日 |
- 顧客接点 |
ちょうどこの間、
メルマガコンサルタントの平野友朗さんがご自身のメルマガで、
「カーシェアリングのサービスを退会しようとしたら、
ものすごくわかりにくくて、しかも手間がかかってひどかった。」
という話を書いていたんですね。
内容としては、
まず退会方法が分からない。
ホームページを見ても分からない。
よくある質問をよく見てみてようやく見つけることができた。
その後も、
退会は電話でしかできなとのことで電話をすると、
電話では解約できず、書面を送るから記入して返送しろといわれる始末。
だったそうです。
継続して利用してもらった方が良いのは当たり前ですが、
退会の抑制として、退会方法をわかりにくくするというのは、
最悪の方法だと思います。
実は、私も今回、
メールシステムの変更に当たって、
平野さんと同じような経験をしました。
メール配信システムの切り替えをするので、
旧配信システムの解約をしようと思ったら、
とにかく退会方法が見つからない。
いろいろ探して、
ようやく見つけたのは平野さんと同じ
「よくある質問コーナー」(笑)
退会は電話でしか受け付けないというので、
電話をすると、この電話では退会にならない。
退会フォームをメールで送るから、
必要事項を記入して送信しろとのことでした。
だったら、最初から「退会フォームはこちら」ですむじゃないか!
という気持ちを抑えてようやく退会手続きが済みました。
退会の抑制として、退会方法をわかりにくくするというのは、
最悪の方法だと言ったのは、こんなことをすると、
間違いなく利用者の反感を買います。
「もう2度と使うものか!」
と思われてしまうだけではなく
こんなサービスは他の人にも紹介できない。
むしろ「やめといた方が良いよ」と言われてしまうかもしれません。
逆に、スムーズに退会できて、
「今までありがとうございました。また、いつでもご利用くださいね!」
というスタンスだったら、すごく印象が違いますよね。
これなら、
また戻ってきてくれるかもしれませんし、
紹介をしてくれるかもしれません。
悪意を持ってやっていないとしても、
解約方法がわかりにくいというのは、
イメージダウンのリスクになるので
注意が必要ですね。